胡弓(二胡) 
唐代の漢民族は西域諸国を「胡」、西域の人々を「胡人」
胡人が使っている楽器を「胡琴」と呼んだ。
二胡も胡琴の一種で、弦が二本しかないため「二胡」と名付けられた。
その後改良された中国の代表的な弦楽器となる。
本体は堅い木か竹で作られ、胴には錦蛇の皮が張ってあり
二本の弦の間に馬の尻尾の毛を張った竹製の弓を通して演奏する。
現在、日本で最も親しまれている中国の楽器の一つ。
琵 琶   
紀元前三世紀には既に作られており、漢代には四弦、木張り十二柱の琵琶が見られるようになった。
現在の中国琵琶の本体は、表は桐、裏は黒檀などで作られ弦はスチール弦四本、フレットの数は31本。
日本の琵琶と異なり、バチを持たずに5本の指に爪をつけて演奏される。
また、横に寝かせて弾くのではなく楽器をほぼ垂直に立てて演奏する。こうして、非常にデリケートで超絶な技巧の演奏が可能になった。
楊 琴   
胡蝶琴とも呼ばれる。扇型の琴前を銅板で覆い、187本の銅弦を張って、ゴムを張った二本の小竹で打ち鳴らす。
その美しくよく響く音は、特にピアノに似ている。14世紀に欧州で流行し、明朝時代に中国に伝わったと言われている。

楊   藝(ヤン イー) 胡弓奏者
1964年 中国吉林省・長春市で生れる。
6歳から胡弓に親しみ、長春市少年楽団に所属中国各地で演奏活動を行う。
14歳のときに、吉林 省芸術学院入学、1982年卒業。
その後、同学院の胡弓講師として指導に当たり、同時にコンサートマスターをつとめる。
1986年  吉林省楽器コンクール入賞
1999年  吉林省民族楽器コンテストで優勝
1999年  来日
2002年  福岡市代表団の一員としてフランスでのコンサートに出演
2004年1月9日  有限会社 東韻国際センター創立  代表をつとめる
中国音楽協会会員、 吉林省青年音楽家協会会員


程   鳳春(チョン フォンチュン) 歌手・舞踏家
1967年  中国吉林省・長春市で生れる。
1984年  吉林省芸術学院入学
1987年  同学院卒業、講師 をつとめる
1992年  全国民謡コンクール入賞
1996年  中国戯曲学院入学
1998・99年  中国戯曲コンクール入賞
1999年  中国戯曲学院卒業 中国戯曲家協会会員
有限会社 東韻国際センター 役員

楊   晶(ヤン ジン) 琵琶・楊琴奏者
1980年  中国吉林省・長春市で生れる。
5歳から琵琶を習い始め、1995年に吉林省戯曲学校琵琶専攻科に入学。
1999年中国戯曲学院入学、作曲を専攻する。2001年同学院卒業
同年4月に音楽と日本語を学習するために来日。
現在、福岡女子短期大学音楽部在学。